今回が最終回!!
子供のトレーニング(運動)において
についてお話します。
1.オーバートレーニング(根性トレーニング)
・・・反復回数の過多。(1セットあたり50回・100回等)
・・・「運動時間:休息時間」比が「運動時間≧休息時間」になっている。
・・・トレーニング時間の過多。
基本的にトレーニングのやりすぎ状態です。子供の症状として、食欲がわかない、モチベーションが上がらない、疲れが見える等です。
これは、オーバーユース(使いすぎ)による傷害の発生率が非常に高くなります。子供ができるといっても、ある程度数を決めましょう。
また、トレーニングや練習に対する集中力が低下する為、効率も上がりません。
2.高強度の筋トレ。
・・・ジャンパー膝の危険性。
筋トレ自体は、成長に合わせて行うのが一般的ですが、特に気をつけて欲しいのが『ジャンプ』です。
ジャンプのトレーニング(プライオメトリクス)は、低強度のエクササイズを選択し、フォームや身体運びを重点的に行いましょう。
ボックスを使ったジャンプや、連続ジャンプは、成長に合わせましょう。
3.充分なウオーミングアップを欠いた状態でのトレーニング(練習)
・・・柔軟性の低下、怪我の危険性、パフォーマンスの低下。
ウォーミングアップは(ダイナミックストレッチ)、筋に溜まった老廃物を取り除き、スムーズに身体を動かすことができるようにし、
柔軟性も高めます。「ウォーミングアップを欠くと確実に怪我をする」という意識を持ちましょう。
4.ネガティブな欠点の指摘。
・・・子供のメンタル的損傷。
ネガティブな指摘・注意は、子供の「やる気・意欲」を欠くだけでなく「メンタル的な損傷」を受けます。指摘をする際は、
前向きな指摘を心がけましょう。
5.トレーニング(練習)後、簡単なストレッチ等で練習を終える。
・・・筋肉の凝固。可動域・柔軟性の低下。疲労が溜まる。
しなやかな筋肉を作る為にはストレッチが非常に重要です。
トレーニング(練習)の強度に見合った内容を行わなければ筋肉は硬くなり、
パフォーマンスの妨げになるだけでなく、傷害を引き起こす可能性が高まります。
一部位あたり、30秒以上のストレッチが基本です。
6.反復練習の繰り返し。
・・・考えることの停止。慣れ。
トレーニングにおいて、できるようになったこと、
力がついてきたことに対して繰り返し行いすぎることは、身体が慣れ、
子供が考えなくてもいい環境を作ることになるので、ある程度できるようになったら新しいメニューを取り入れましょう。
(飽き防止にも繋がります!!)
1.コーディネーショントレーニング
・・・脳と身体の関係(神経系トレーニング)。
リズム・バランス・状況に合わせる動き・合図に反応・身体をスムーズに動かす・動いているものと位置関係をつかむ・道具をうまく使うのいずれか、
または、いくつか含んだ運動をコーディネーショントレーニングといいます。思ったとおりに身体を動かせることは非常に重要です。
2.低強度の筋トレ。
・・・成長ホルモン・骨への刺激等成長に関するものの向上。
「やってはいけないこと」で話したように低強度の自重エクササイズを選択し、フォームをチェックしながら行えば、
非常に有益なものだといえます。身長も伸びるかも!!
3.体幹トレーニング。
・・・身体を支える基本の筋肉を構築。
子供のうちに体幹トレーニングを行うことで、体幹の上手な使い方を身につけ、自然に身体の使い方が上手くなります。
4.手遊び。
・・・脳とリズム・感覚の向上。
脳を刺激するような手遊びを取り入れることで、脳が柔軟な動きに対応できるようになります。
まだまだ疑問に感じているものがあると思います!!